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部活を多角的に見る  私論・考察

スポーツの力。

教科書にのっているスポーツの力は様々あります。
私が教えている体育理論の単元でも、、

競技スポーツの楽しみ方、意義。
生涯スポーツの意義。
スポーツ概論等々、講義においてスポーツを解説する文献は多くあります。

学問として、スポーツや体育を分析するものは数多く存在していて、
そこを掘り下げることによって、学問体育の深みや醍醐味を感じることもあります。

かくいう私も、一般的に触れてきたスポーツが歴史的にも人間の文科としても、
意義のあるものだと気付かされたのは、このような文献やじゅぎょうによって知ったわけです。

ただ、、今回書くのはその角度ではありません。

学校における部活動について、昨今話題に上がることも多く、
この場でも私論を展開してきたわけですが、よくよく考えると、
「部活」という中にかなり講義においての価値や意義、意味合いがあると感じるのです。

上手くまとめられませんが、
世間で言う部活動の中には、、

1、トップアスリートを目指すための部活動

2、学校正課授業後の余暇活動を過ごす課外活動

3、人間形成の場としての活動


ざっくり分けてもこの3つ。
その中でも、議論の対象になっているのは2、の「課外活動」に言及されることだと思うのです。

中学校や高等学校においては、正課の授業が終わった後の時間をどのように充実させるか。
ここに部活の位置づけもあると思うのです。もちろん、塾に通ったり、家庭の家事手伝いもありますが、
多感な青春期には仲間と培う人間関係も重要視され、あたかもそれが部活動さえやっていれば養えるという
神話的な遺跡的な思考も残っているのではないでしょうか。

学校によっては部活動の入部率を上げようとしたりもします。
逆に、生徒が望まない部活に入部をさせることに抵抗感のある方もいるでしょう。

しかしこの問題の論点は、それが方針とか強制にあるのではなく、
「義務」に問題があるのではないかと思っています。

あくまでも私論ですが、部活に入ることが義務づけられ、その義務によって入った部だとして、
その部に何らかの魅力や充実した活動さえあれば、人間的に成長する出会いさえあれば、
きっかけが義務だったとしても最終的には理解、納得できるような物になれば、人間形成の構築になるのではないでしょうか。

ただし、「義務」は利用者である部員だけではなく、担当者である指導者側の「義務」にも問題があると思えるのです。
教師としての経験上、義務として生徒の前に立ち、指導をすることは少なからずともあるとは思います。
しかし、よほどの決心や技術が無いと、その義務は生徒に伝わりますし、面白くなるはずがありません。

その義務と義務で出会った部活の部員と指導者が、義務の器の中で過ごすことは苦痛極まりないでしょう。
少なくとも、片方が義務ではなく、情熱をもっていれば部員の成長に繋がる物だと思うのです。
「義務に心なし」私の恩師が教えてくれた言葉です。

そう思うと、部活の問題。ブラック部活にしても、課外の時間や休日出勤が義務として課せられるのであれば、
苦痛であり、勤務、労働上の逃れられない罰則のように捉える教師も仕方ないと思うのです。

逆に、そこに情熱があった場合には、これほど歯痒い問題は無いでしょう。
それは、学校生活や教科授業で養える範囲の学問と、人間形成は別物だからです。
部活指導は平素の学校活動では得られない場面設定もあり、学年を飛び越えた上下関係もあります。

この上下関係とは、単に封建的な縦社会を意味するものではなく、先人の足取りや経験を目前で見守りながら、
それを学んでいく先輩後輩関係です。先輩の苦労や苦悩を見ながら自分たちの世代を客観視して、
自らの幼さを痛感したり、先輩の偉大さを知ることは非常に重要なことです。

ある意味、今現在の子ども達に欠けている部分がここに多くあると思います。
いや、煩わしいと思われる部活動生活の中にこそ、現代の子どもが揶揄されている欠落点は点在しているとも思えるのです。

そこに、情熱を注げて経験やテクニックのある教師が加われば、そこでドラマが発生し、
多感な部員達の心を育成することも可能になるのだと思うのです。

反面、そうやって活動を継続していくと、部としての目標は徐々に高くなるのでしょう。
そして、いつしか大きな大会や発表の場、ステージを求めて、練習や研究熱が入りレベルも上がるのでしょう。
そこから、1、の競技レベルに達していった学校も多いと思います。

しかし、そうなればなったで新たな問題点は出てきます。
本来の自由部活動から逸脱して、体育推薦や越境入学、他府県を越えたエリート入学制度。
あたかも、プロまで行かずとも大学生並みの特待生推薦も耳にすることもあります。

また、他国籍の生徒がスポーツ強化のために入学する話も既に公にされています。
そうなった場合には、その部活動には大きな大会への出場という必須条件、過大期待、義務が伴われ、
指導方針や指導時間、方向性にも疑問が生じることにもなるのでしょう。

ただ、超名門校においては全国大会や有名大会での活躍から、進路優遇や人生の糧を見つけることが出来のですし、
それを希望して入学する生徒や、そこに重点を置いて応援する保護者がいるのであれば、
その方針は変更する必要すら無い、保護者と学校の契約にも見えると思うのです。

そこには、名門を教えることが可能な指導者が部活比重の学校校務を行い活躍しています。
部活動時間が長いことなど関係なしでお構いなしで、日夜努力に励める方なのでしょう。
それはそれで良いような気もするのです。

さて、さきほどの3つ。
1、トップアスリートを目指すための部活動
2、学校正課授業後の余暇活動を過ごす課外活動
3、人間形成の場としての活動

ブラック部活根絶のために、
・地域スポーツへの移行 ・部活動時間の短時間化  ・指導者の派遣 等々
様々な意見を発する専門家はいますが、部活動自身の目標が違う以上、
全てを解決出来るバッサリとした施策は、他方での何かの不都合を呼ぶと思うのです。

1、は1、として全力で取り組み残業手当や、休日出勤などのルール設定を明確にして取り組むのが肝要。
というのは、他方では、私立学校や大学などの知名度や認知度を上げるための側面も否めないと思うのです。
実際に、駅伝や野球、ラグビーや体操などで学校名が一躍世に知られた学校も少なくありません。
そうなると、学校運営上もその部活動の実績は大きな財産となるわけですから。
そこにはしっかりと付加価値や手当を出すのが良いでしょう。

問題があるのは、2,なのでしょう。
ここが問題視されるべきだと思います。

しかし、それ以上に問題は、3、人間形成の場としての部活。です。
冒頭で書いているように、学校生活では見いだすことのできない生徒の側面を
多岐にわたる場面設定ができる部活動によって発掘し、磨き上げることが可能だと思うのです。

特に、トップクラスを目指すレベルではなく、信念を持って人間教育や育成に全力を傾ける場合には、
「体育による人間形成」は可能だと思うのです。
これは、私の学校のラグビー部を指して言うものだけではないのです。

もう18回行っている、少年院でのラグビー指導でそのように感じるのです。
短時間でも、体得するコミュニケーションが可能となり、そこにコンセプトを持った指導者が存在すれば、
人間形成は可能になっていることを実感してきたのです。

これを長時間、長期にわたって行っていれば、成果が出る場面も多く体験し実践してきました。
しかし、時間がかかり、期間もかかるその点からすると、ブラック部活としてあげられる、
指導側の拘束時間の延長と、その指導者に支払われギャランティーの問題が浮き彫りになります。

それでも、やはり、、3、については生徒のことを熟知して、親と綿密な連携をとれて、更には勝利至上主義にならない。
こんな条件が揃わないと、人間形成というレベルに達しないと思うのです。

部活動を、一口に「部活」というのは難しい。
それぞれの部が、それぞれの問題を抱えているのですから。
しかし、少なくとも、、子どもが育つ場になっていることは確かだと思っています。

続きはまた機会があるときに書きます。

長々と、、私論を書きました。
あくまでも私論ですのでご容赦下さい。

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テーマ:ラグビー - ジャンル:スポーツ

2018.02.11 | | Comments(2) | Trackback(0) | ラグビー

コメント

私論です

中学校から部活動やクラブ活動をしている子としていない子との運動量の2極化がすすんでいると最近ニュースで見ました。子どもの頃の適度な運動が大切なことは大人になって自分自身よく分かっているつもりです。
私の私論であり批判ではないことを先にお伝えします。
私の子どもは公立中学校の部活動での活動はしませんでした。部活動にはその良さがある事は理解していますが,週末の家庭で親と過ごす時間が極端に減少します。私にはこれがストレスでした。たまたま子どもがやりたいことが外部にしかないクラブ(運動系です)でしたので,そちらに週3回親が送り迎えをしました。平日2回と土日のどちらかの計3回です。家族の行事をある程度優先させてもらえましたし,子どもが大人の指導者に休みを伝える電話をしている応対を見て,しっかりした対応ができるようになったと感心させられました。そのクラブには小学生から大人まで在籍し人間形成の場としてはとてもよかったと思います。様々な年代の集まりのなかで社会勉強できたことはとても有意義だと思います。
一方部活動では,情熱を持った先生ばかりならばいいのですが,公立学校であるが故担当する先生が変わると指導法も変わったり,中には部活動にほとんど姿を見せない先生もいると子どもに聞きました。逆に指導熱心で土日の休みをほとんど部活動にあてている部活動もあったようです。できることならせめて中学生までは家族で過ごす時間を考えてほしいと思った記憶があります。
運動する施設で使いやすいのが学校です。だから先生が指導するという考えではなく,地域の小中学校である事を考えれば,できることならば,地域スポーツとして地域の指導者が指導をする,学校の先生はサブ的に教育的な観点から地域の指導者と連携して子どもの様子を聞いたり実際に見たりすることはできないのかな?と思います。中学校まではその地域で生活するわけなので,地域とのつながりを大切にしてほしいし,地域の行事に部活動があるから行けないなんてナンセンスなことが起こっているのも現状としてあるのではないかと思います。中学生になると地域行事への参加が少なくなるのは部活動があるからという回答がとても多いです。
とりとめもなく書きましたが,先に書いた通りこれも私の私論です。こんな考えもあることはご承知だとは思いますが,せめて中学生のころまでは親としては子どもと週末を過ごしたいバカ親はこのように考えます。
ちなみに高校は活動範囲も広がり,これまでと異なる部活動にも入部して充実した高校生活だったようです。

2018-02-14 水 16:13:41 | URL | ESC #- [ 編集]

Re: 私論です

その通りだと思います。
特に、指導者によって、、そうですよね。
実は私、、あ、これも私論ですが、キャンピングカーで家族で遊びに行くのは、
娘が12歳までと決めています。
それ以降は近隣のコミュニティーや部活や、、と、
本人の生活に任せようと思います。
それぞれの家庭にそれぞれの意見がありますからね。

ただし、、
部活。という観点からすると、それによって忙殺されて教師を辞めたくなる人もいるという点では、
疑問を感じるシステムのように思えてなりません。
指導者も人間で家庭も家族もいますからね。

あ、我が家は全員納得しております。はい!
コメント感謝です!またよろしくお願いします。

2018-02-14 水 20:15:19 | URL | onebig10 #- [ 編集]

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