部活再生 その2

<一般企業と違う雇用側と教員の意識>
まずは雇用側の意識についてですが、基本的に雇用契約は一般授業や学校生活を範疇と考えているのでしょう。
部活や放課後や夕方の時間を残業という意識はまずないと思います。
好きな先生が活動をしている時間。ということになるのかも知れません。

ただし、雇用される側の意識変化は著しく、前述したように取り巻く環境も大きな変化をしています。
部活に指導重点を置く顧問。逆に部活動顧問を持ちたくない、希望をしない先生がいることは確かです。
しかし、それがだけが問題では無いと思うのです。

雇用側との意識確認をしっかりしないといけないのでしょう。
一般企業であれば、雇用契約に乗っ取り定められた勤務時間外は残業。

次の場合は、それぞれ定められた残業手当を支払わないといけません。

1、1週40時間又は1日8時間を超えて働かせたときは
   ・・・25%増しの時間外労働手当
2、週1回の休日に働かせたときは
   ・・・35%増しの休日労働手当

1時間当たりの賃金は、次のように計算されます。
  月給(円)÷1か月あたりの平均所定労働時間(時間)
・1か月当たりの平均所定労働時間は、
  (365(日)-年間所定休日(日) )×1日の所定労働時間(時間)÷12(か月)
で計算します。

※ 閏年の場合は、366日で計算してください。
なお、ここでいう「月給」には、次のものは含まれません。
  家族手当・扶養手当・子女教育手当
  通勤手当
  別居手当・単身赴任手当
  住宅手当
  臨時の手当(結婚手当、出産手当など)



例えば、25万円をもらって、8時間労働で年間115日の休日がある場合には、
250000÷(365-115×8÷12)=約1500円
この方の給与からの時給はこの金額になります。

では、月給35万円の人では、同様の労働時間と休日で計算します。
350000÷(365-115×8÷12)=2100円となるわけです。

※単純な一般論です。

さて、そうなると単純に考えて(就業規則等にもよります)、、
月曜日以外は部活を持っている先生で、平日は19時まで練習。
休日は午前午後練習。を欠かさず行っていた場合のシミュレーション。

部活動が17:00以降の就業時間外になると、
2時間部活動を行うと、1500×1.25×2時間=3750円
9時から17時として休憩1時間。一日7時間。の土曜日。
練習試合となれば、8時から18時。10時間ともなる日曜日。

この両日と平日を計算すると、
1500×1.35×17=34,425円

3750×4=15,000円
一週間で部活に対する残業は、、49,425円!?

勘違いしないでくださいね!
これをもらえるのが正当であるという論調ではないのですよ!!


これが毎週続いたら20万円近い残業代となり、給与に匹敵する額になります。
その部活顧問が30人いれば、月額の人件費は600万円UPすることにもなります。
これは、現実的ではないと思います。

逆に、それを想定してかしないか、、部活動の制限をかける学校も少なくありません。
活動時間の制限や活動日数の制限。
経営側や人件費の算出側から考えると、そうせざるを得ないのでしょう。

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実際には、以下の様子がほとんどだと聞きます。

blackbuka_2.jpg

https://papimami.jp/76022/

blackbuka_3.jpg

https://news.careerconnection.jp/?p=26350

休日に3600円をもらって働く企業人はいませんよね。
あ、昼ごはんや交通費もありますけどね!
でも、これが支払う側からの事情も含めた実態なのでした。

そうなれば、前述のように部活動の活動制限をかけるしかなくなってくるのでしょう。
労務上の問題が先に立つ昨今では、そうせざるを得ないと思います。

ただし、そこには部活動命!の先生方や、その部活動によって教育基盤が完成される生徒たちの親にとって、
それでは困るという話になるのでしょう。

ある種の学校やコーチの中には、活動時間を工夫して、、とか、内容を精査して、、とか言われますが、
学ぶことや体感することに時間がかかる生徒群もあるのです。そこで内容の精査はなかなか難しい。

例えば、本校の部活動は忘れ物の確認や帰宅時の貴重品の確認でかなりの時間が費やされます。
同じスキル練習でも他校の30分が本校では3時間以上の獲得時間となるのです。
それもコーチが試行錯誤を繰り返して、、うーん、時短は難しい。

あ、ついつい身近なことに、、失礼しました。

そこで、ある方法を考えました。

<部活動の未来>
既に実施されているケースはありますが、数年前からこのような考えを持っていました。

・外部指導者への部活動委託
学校教育は放課後時間までとして、教師は授業やクラス運営、関係書類の作成をします。
部活動は外部のスポーツ指導員に委託をするのです。その委託費用の原資は後程。
また体育系であれば、体育館やグランド、トイレや電気、水道などインフラの貸し出しを学校が行います。

これについては試験的に公立中学校で行われている地域はあります。
また、私が思うに一学校一部活ではなく複数校で合同部活を全部活で取り組めば、
少子化が進んだとはいえある程度の人数になります。

施設面でも充実した適正人数で施設を使用し限りある設備を有効利用できると思うのです。
そして、、指導者についてですが、ボランティアも必要ですしありがたいのですが、
問題はその生徒指導において様々な理念が混ざり合うと方向性が一致しない指導になってしまうと思います。

というのも、特に中高生だと部活=スポーツ技術習得+精神育成+価値観育成になります。
どうしても、スポーツ指導に特化した指導者となると技術習得に偏ってしまうと思うのです。
かく言う私も当初は本当に技術習得に偏っていました。

本校の生徒のように学習能力や思考力が発達途上の場合(健常者も含む)ラグビーの技術だけではなく、
心を育成し方向性を保つ指導力も必要不可欠になってくると思うのです。
そこに、教師的な観点のプログラムアドバイザーが必要だと考えています。

少年野球のような地域スポーツでもコーチ同士の思考の違いがトラブルになるケースもありますし、
その点は課題点になると思います。
競技レベルトップに近い能力がある子たちはいいですが、運動能力の違いによって指導の難易度も違います。
よって、やはり地域でスポーツ指導を専門的に実施できるプロ集団が必要だと考えます。

今現在も行政か体協などでその試みもありますが、私論からすると、それら協会に属するためのハードルが高く、また、その取り組み方も役所が絡むと固くなってしまいます。できれば、民間でそういった業者に補助金が少しでも降りるスキームがあれば、それぞれが指導力を競っていくと思うのですが。いずれにせよ細やかでレベルの高い指導者育成が急務でしょう。

最後に、、

blackbuka_4.jpg

https://webshufu.com/teacher-black/

とありますが、学校教員の仕事内容は知られているようで知られていないような気がします。
出席簿、学籍簿、健康カード、成績、進路書類、行事準備、補習、授業準備、保護者会準備、
地域との連携会議、地元警察との連携。

学校によっても差がありますが、授業だけを行っているイメージとはかけ離れます。
休みに関しても「いいよなぁ!学校の先生はぁ!」と言われたのは一昔前。

土曜日に保護者会を行う学校も多く、土曜出勤は当たり前。
また、夏休みなどの長期休みも日直業務があって、全てお休みではないのです。
私の知っている例だと、年間休日数は110日前後と設定されていて、これは一般企業と同様だと思います。

昨今は、保護者会欠席者対応を休みの日に行ったり、夜間に行うケースもあります。
面談を土日指定される保護者も多いと聞きます。
そうなると、教師もそこに出勤するわけで、その教師の出勤も勤務時間となるのです。

ビジネスライクに割り切る、、いや、ビジネスなのでしょうか。
これが難しい!!
子どもを可愛く思い、将来を真剣に考えるか否かを、教師の自己犠牲率で測定することもできません。
かといって、ビジネスライクな教師ばかりとなれば、親として不安も出てきます。

私自身も、その部活動によって人間教育をしていると前面に出て発言してきましたが、
ある意味、そういった風潮に拍車をかける原因になっているのかとも振り返りました。
ともあれ、特異な人間が自己犠牲によって時間を費やし、それを当たり前とする時代ではないのでしょう。

別のスキームを作って、教える側も教わる側も利益を損なわない方法模索が必要だと思うのです。
何故なら、、

疲弊した指導者の元では、生徒の成長は難しいでしょう。

義務で顧問をしていたら、その意思は生徒が感じ取るでしょう。

活き活きと溌剌に、目標を持って、計画性と愛情を持って、熱く指導する場所にこそ、
生徒たちの成長があるはずですから。
25年やってきて、それだけは分かりました。

まとめになりませんが、、
まだ考えていきます。

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2018.02.03 | | Comments(0) | Trackback(0) | 教師の独り言

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