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乗り越えること 支援すること<10> 駅と多目的グランド

この地を離れる前に、寄っておきたい場所があった。

それは釜石駅と多目的グランド。

JR釜石駅は、我々が毎年訪れる夏合宿の中でも思い出が深い場所である。

この地から合宿参加するゲストを迎えに行く場所であり、この地から何らかの事情で

去っていくゲストや部員を送り出す場所でもある。

そこには感動や涙もあった。

そんな思いがあり駅を訪れたが、、

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駅は当然の如く閉鎖。その代わりバスでの輸送振り替えが行われていた。

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ここで我々は気になった。周囲に白い粉が舞って咳が出る。

塩水が上がってきて水分が蒸発して塩が残ったのか、住民の方々はマスクをしていた。

独特の臭いと煙る風。異様な雰囲気だった。


そして、次は多目的グランド。

ここは我々が合宿中に練習場所にしていた場所だ。

町中に突然現れる公園のようなグランド。

昔々はこの公園のようなグランドで、外国チームを呼んで試合をしたという碑が立っている。

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ここには訪れた日の午後から仮設住宅が建つらしい。

この災害時だから玉遊びどころではない。早く仮設住宅が建つのを心から望んだ。

しかし反面心の中に複雑な気持ちも浮き上がった。

すると同行した辰野さんが言った。

「エイチポール(ラグビーのゴール)は残して欲しいな、、」

深く頷いた。

もし問題がないのなら残して欲しい。そして、いつの日か再びラグビー場になって欲しい。

それは同時に釜石が復興されることを示している。


ともかく、避難所というプライバシーが保たれない、精神的に深い安心ができない場所から

仮設住宅にステップアップしてもらいたいという願いが強かった。


公園の横にベンチがあり、そこに腰掛けて缶コーヒーを飲みながら”被災地の苦悩”という

題名の新聞を読み入る老人の姿が印象的だった。


ここを見て、我々は釜石を後にした。

それぞれの思いを胸に、、、


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