一般社団法人 ION その2 最初の壁
卒業生を出して、就労させた!
よし!頑張れよ!!
これが障害のある生徒が通う学校の教員としての勤めです。
就労できるように生活力向上。社会性の向上。ビジネス常識を教え込む。
学校内で実習をして、在学中2年次から職場体験実習をして、3年時には就労を前提とした実習。
企業とのやり取りから、学校内で出来るトレーニングを繰り返して就労に漕ぎつける。
福祉的就労は、保護者の方に地域の作業所を見学してもらい、その雰囲気を知ってもらったら、
進路指導部と担任と保護者の方で方向性を明確にしていく。
実習もして受け入れ態勢が整えば、作業所の利用を契約する。
ただ、、これは学校側が考える、スタートとゴール。もちろん、学校としての責務は果たしているのです。
いや、本来学校とは入学した生徒の育成が主たる業務であって、進路を決めるのは各自という定義なのです。
ようするに、進路決定の指導は学校としてはサービスの一環というのが一般論なのです。
これを、生徒や生徒の家族の側からすると、就労はスタートであって、ゴールではないのです。
それまで、特別支援を受けながら育てられた子どもも、大人になると社会の厳しい風にさらされる現実があります。
就労先で何年定着できるのか。法改正によって立場が変わることもあります。
また、親御さんの立場からすると、、
健常者の親は、子どもが結婚して独立して、孫でも生まれたら、、、子育て卒業ですよね。
しかし、障害者の親御さんはどうでしょうか。
、、、いつ子育て卒業するのでしょうか。
ここからIONがスタートしたのです。
ただ、いきなりの壁。
基本となる資金です。
当初は一般社団か社会福祉法人か、そんな算段もありました。
いずれにしても、法人格取得のためには定款作成や法人登記でお金がかかります。
また、印刷物も説明会会場費用も、全てお金がかかるのです。
無論、GHの立ち上げや作業所の建築は土地や建築費用がかかりますが、
その手前として法人を設立するにはお金が必要なのです。
困って、、困って、、
売りました。
キャンピングカーを。
散々手を加えて改造したキャンピングカーを売却、、涙が出ました!!
「どうして?売却なの?」と散々聞かれました。
私は「どうしても叶えたい夢があるんです。ドリームプロジェクトですよ!」と笑って答えていました。
せっかく仲良くなった、フェイスブックで繋がった、キャンピングカー倶楽部の方々ともしばしお別れ。
このキャンピングカーの売却金がスタート当初に必要となった法人設立資金となったのです。
夢をかなえるには、何かを諦める。
うーん、、でも諦めてはいませんよ。
売却はしましたが、ここから再出発なのですから!!
このお話から法人がスタートしたのでした!!
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テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児
2017.04.29 | | Comments(0) | Trackback(0) | ネクスト・ドリーム・プロジェクト
